2月の食品衛生重点チェック項目
対策 | チェックポイント |
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ノロウイルス対策 | 下痢風邪等の申告、手洗いの確認、器具類の殺菌状態確認 (流行期に入っているため徹底したチェックが必要) |
衛生管理マニュアルの再確認 | 年末年始を終えておろそかになっている可能性がある為 |
冷凍庫、冷蔵庫内の整理整頓と大掃除 | 通常体制への早期切り替えを実施 |
手洗いの徹底 | ノロウイルスの感染予防の他にも微生物による二次汚染を防ぐ |
従業員の健康管理 | 従業員の健康状態の確認・手指の傷や荒れにも留意する |
※書面についてのお問い合わせ等ございましたら御社担当までご連絡ください。
有毒植物による食中毒
毎年有毒植物の誤食などによる食中毒の発生があり、中には亡くなる方もいます。2022年の植物性自然毒食中毒発生状況(キノコ類を除く)を見ると、25件の発生があり、原因植物はスイセン、バイケイソウ、イヌサフラン、ジャガイモ、グロリオサ、ヒメザゼンソウ、クワズイモ、トリカブト、タマスダレ、ひょうたん、チョウセンアサガオです。グロリオサとイヌサフランの事例では死者が出ています。また、シアン化合物を含む植物や身近にある植物でも有毒なものが多くありますので、鑑別を誤って食べることがないように注意しましょう。
◆アミグダリンを含む植物
亜麻の実、ビターアーモンド、キャッサバ、キャッサバの葉、びわ、杏子、梅、リンゴ、サクランボなどの種子などには「アミグダリン」という物質が含まれており、人が食べると体内でシアン化水素(青酸)に変わることが分かっています。摂取する量が多いと頭痛、めまい、悪心、嘔吐などの中毒症状を起こす危険があり、厚生労働省は平成30年6月14日付けで「シアン化合物を含有する食品の取扱いについて」通知を出しています。これらの天然にシアン化合物を含有することが知られている食品及びその加工品について、自主検査の実施等により、シアン化合物の濃度が 10ppm を超えないように適切に管理するよう製造・販売業者を指導するとしています(最終製品でシアン化合物の含有量が 10ppm を下回る場合は、該当しない)。
◆モロヘイヤ
葉の部分を茹でて食べることが多いようですが、茎の部分には毒が含まれていることがあります。成熟すると茎などに「ストロファンチジン」という毒素が含まれるようになります。モロヘイヤは若い葉や茎を食べる野菜ですが、種とそのまわりのサヤ、発芽した若葉に「ストロファンチジン」という毒成分が多く含まれています。葉や茎が若い収穫時期以外は有毒の可能性がありますので、食べる際は注意が必要です。
◆コンフリー
家庭菜園で栽培され、若い葉を天ぷら、おひたし、炒め物などで食べていましたが「ピロリジジンアルカロイド」を含むことがわかりました。長期間、過剰に摂食すると肝障害等を引き起こすことがあり、厚生労働省は平成16年6月18日にコンフリー及びこれを含む食品について販売を禁止にしました。庭や家庭菜園などで栽培している方は食べないようにしましょう。葉は猛毒なジキタリスにも似ているので要注意です。
◆銀杏(ギンナン)
秋に旬を迎える銀杏は、4'-メトキシピリドキシン(ビタミンB6と似た構造)を含んでおり、一度に大量に食べると中毒を起こすことがあります。5歳以下の子供の事例が多いので、個数を制限する等注意が必要です。最近では、2023年2月に愛知県の家庭で食中毒の事例があります。
◆ほうれん草
ほうれん草のシュウ酸の量は、ほかの野菜の7倍ほどあるそうですから、お湯で茹で水にさらしてから調理することが大切です。ほうれん草を生食したり、茹でずに炒め物などに使うのは避けたほうが良いようです。シュウ酸を含む食べ物を過剰に摂取すると、尿路結石症になるリスクとなるそうです。
◆ソクズ(クサニワトコなど)
全草、種子に青酸配糖体を含むことが知られており、平成29年1月に沖縄県で食用の「アシタバ」と表記して販売され、食べた女性らが嘔吐や下痢などの食中毒症状を呈しています。
◆生のナツメグなど
通常の使い方では問題ありませんが、生のナツメグにはモノアミン酸化酵素阻害薬と精神活性物質のミリスチシンが含まれており、多量に摂取すると中毒症状を示すことがわかっています。この他にスズラン、ニチニチソウ、スイトピー、ナンテン、ノウゼンカズラ、ホオズキ、シャクナゲ、アサガオの種子、オシロイバナ、ヒガンバナ、カロライナジャスミン、未熟なトマトなどにも毒があることが知られています。
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