検査のお申し込みは
24時間受付

Web申込み

Fax申込み

コラムColumnお役立ち情報

今月の食品衛生重点チェック項目

対策 チェックポイント
ノロウイルス対策 ノロウイルスの感染者が急増する時期となるため、従業員の健康状態(下痢風邪等がないか)と、器具類の殺菌ができているかを確認する。吐き気、下痢気味の方は食品を直接触らない部署に一時移動する。
作業場内、冷凍庫・冷蔵庫の整理整頓 年末年始体制から通常体制へ早期切り替えを実施する。
冷蔵庫内や食品庫などに、賞味期限切れ食材や開封後日数を経過した食材が無いかを確認する。
識別管理の方法は適切か 年末年始を終えて、環境を再確認する。
識別管理ができているか(ものを区別して何であるかを誰が見てもわかるように表示できているか)を確認する。
洗剤と殺菌剤など別容器に小分けしたら名称を表示するなど、間違いやすいものは注意する。調理器具は使用用途別に(肉用、魚用、野菜用、加熱済用など)正しく識別管理されているかを確認する。
手洗いの徹底 ノロウイルスの流行時期であるため、手洗いを徹底する。ノロウイルスの感染予防の他にも微生物による二次汚染を防ぐ。手指の傷や手荒れがないかを確認する。
衛生的な環境の構築 年末年始を終えて環境を再確認する時期となるため、加工場、調理場の清掃、グリストラップの定期的な清掃、備品は破損していないか、白衣・ユニフォーム・帽子・靴に汚れが無いかを確認する。靴には食品残渣、カビ、雑菌等が多く付着しているため、定期的に洗浄を行っているかを確認する。

※書面についてのお問い合わせ等ございましたら御社担当までご連絡ください。

年始の体調管理及び整理整頓について

新年明けましておめでとうございます。昨年12月以降は、ノロウイルス食中毒が目立つようになってきました。また、インフルエンザ(A型が多い)は、昨年11月頃から流行期に入っており(15歳以下が多い傾向)、マイコプラズマ肺炎も過去最多の水準で流行しています。手洗い、うがい、マスク着用、咳エチケット、ワクチンの接種(ノロウイルス、マイコプラズマは無し)などの対策は継続しましょう。例年ですと年明けの1月は、ノロウイルスよる食中毒やインフルエンザの発生のピークを迎える時期ですから注意してください。今回は、これらの感染予防及びお正月ムードで普段のチェック体制(チェック表への記入忘れなど)が出来ていない恐れもありますので、通常スタイルに戻っているか確認しましょう。

◆ノロウイルス

  • 空気中に舞い上がって浮遊しているノロウイルスや手に付着したウイルスが口から入り、体内に入り込んで感染する場合とウイルスで汚染した食品を食べることによる感染があります。ウイルスに汚染又は付着した食品を食べて発症した場合は食中毒として取り扱われます。
  • 感染から1~2日後(平均36時間)で発症し、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などの症状があります。
  • 予防は外出後や調理・食事前のうがい・手洗いのほか、二枚貝などの生食を避けることが大切です。また、カキ、シジミなどの二枚貝は十分な加熱調理(中心部まで85℃から90℃で90秒以上加熱)をすることと、取り扱った場合は2次汚染に注意が必要です。なお、ノロウイルスにはワクチンや効果のある抗ウイルス剤はありません。
  • 感染しても症状が出ない場合があるので、食品の調理・製造をする人は同居者の方を含め注意しましょう。

◆インフルエンザ

  • インフルエンザウイルスにより、潜伏期間(1~4日)を経て、発熱、頭痛、咳、咽頭痛、鼻水、筋肉痛などの症状が出ます。人に流行するのは、A型、B型がほとんどで、C型は流行しにくいとされます。
  • 感染経路は、患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛まつ感染」や、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」で感染します。
  • 予防のポイントは、「マスク着用」、「手洗い」、「外出後のうがい」、「ワクチン接種」で、ワクチンを接種すると感染した場合の重症化を予防できるそうです。
  • 咳やくしゃみをする時は、ティッシュやマスクを口と鼻にあて、他の人に直接飛まつがかからないようにしましょう(咳エチケットを徹底)。

◆個人衛生チェック、正しい手洗い及び整理整頓の確認

従業員、アルバイトの身だしなみや個人衛生チェック、正しい手洗い励行、施設の整理整頓及び清掃の確認。

身だしなみ

  • 爪は短く切られ、マニキュア、指輪、時計、ピアス、ネックレス、髪飾りなど装飾品はないですか。
  • 作業場専用の履物、清潔な作業衣の着用や作業衣を着たままのトイレ使用はないですか。

個人衛生

  • 嘔吐、発熱、下痢などの症状の有無、手指の手荒れや切り傷などの有無は確認されていますか。
  • チェック表に記入するのを忘れ、まとめて記入するなどはもっての外です。

正しい手洗い

  • トイレの後、調理施設に入る前、下処理作業から次の工程に移る前、盛り付けや配膳作業の前などの手洗いのタイミングや正しい手洗いが出来ているか再確認しましょう。

施設の清掃及び整理整頓

  • 暮れから年始にかけて営業したお店では、汚れたままや乱雑になっていませんか。また、冷蔵庫等の温度記録の有無や冷蔵庫内や戸棚等に賞味期限切れなどの古い食材が残っていないか再確認しましょう。

食品細菌検査ページはこちら

ノロウイルス検便検査ページはこちら

検査のお申し込みは
24時間受付

  • Webからのお申し込み

    専用フォームでお申し込み頂けます。各検査のお申込みボタンをお選びください。

  • Faxからのお申し込み

    専用申し込み書をダウンロードの上、Faxにてお申し込みください。

  • メールでのお問い合わせ

    検査に関する食品微生物センターへのお問い合わせはこちらから承ります。

写真

検査内容でお困りの場合は、お気軽に

電話サポートサービスをご利用ください。

受付時間:9~19時(土曜は16時迄)日祝休み

0120-409-929

※フリーダイヤルで発信できない場合は
0465-30-1730をご利用ください。